平成27年11月14日，リゾートパークオニコウベゴルフクラブを会場に，鳴子の米プロジェクトの10年を感謝する，10年感謝祭＆食の哲学塾を開催しました。当日は，お米を予約し日頃からゆきむすびを食べている食べ手の皆様，プロジェクト当初から応援して関わる支え手の皆様，地元の作り手の約８０人が，全国から集まり，哲学塾～交流会を通じ，10年を振り返りました。

哲学塾では，上野理事長の挨拶のあと，10年を振り返る報告に続き，Part1ではフリーライター西大立目祥子さんを聞き手に，10年前に初めて東北181号の試験栽培にチャレンジした農家や，鬼首の大森平開発の苦労を知る農家に，鬼首の暮らしの中で米づくりをしてきた苦労もあり，喜びもあった，昔から今に至る，大切にしてきた暮らしと米づくりのお話を聞きました。Part2では，民俗研究家　結城登美雄先生を聞き手に，プロジェクトに関わった当時の学生の中の代表5名から，関わった当時の思い，なぜその後も通い続けるのか，何をプロジェクトに求めているのか，それをどう生かそうとしているかなどを聞きましたが，本音で真っ直ぐに将来を見つめる若者の話に参加者一同，これからに希望を感じるとともに，参加者それぞれが当事者として，今後の10年への行動，決意をもった会になったように思います。

交流会では，フリーアナウンサー大葉由佳さんの「創作民話　ゆきむすび」を聞きながら昔のことを自然に思い出す，いい雰囲気のオープニングとなりました。乾杯後は地元のYOSAKOIチーム鳴子ビートによる，米プロ応援YOSAKOI「結びうた」の祝舞の躍動感を楽しみ，桶職人金田さんの作った桶に，お母さん方が握った色彩やかな「ゆきむすび」のおむすび，ゆきむすびのどぶろくなどを食べ飲みながら懇親を深めました。

参加いただいた皆様，参加できなかった皆さまも本当にありがとうございました！鳴子の米プロジェクトを，今後ともよろしくお願いします。